MDAホーム 私の考えるメディカルデザイン Medical Design Award 2010に向けて 上條 由紀子

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Medical Design Award 2010に向けて

上條 由紀子 上條 由紀子 【審査員】
(金沢工業大学大学院 知的創造システム専攻 准教授・弁理士)

「幸せになれる医療」を目指し、いよいよ「メディカル・デザイン・アワード2010」がスタートします。超高齢化社会の到来を前にして、日本の医療・介護の現場では、ベッド数の減少や医師不足、医療費の増加などの問題が山積するとともに、患者さんにとって安全で質の高い医療・介護が強く求められています。また、日本の有する高い技術力を活用した高度な医療機器や新しい医薬の開発を迅速に進めていくことも喫緊の課題です。

このような多くの問題や山積する課題を解決し、医療・介護分野におけるイノベーションを創出するためには、医療・介護に関わる様々な分野の方々、例えば、医師、看護師、技師さんなどの医療従事者のみならず、医療・介護を受ける側である患者さんやそのご家族からも多くの意見やアイデアを取り入れることが必須です。また、医療産業を支える機器メーカーや製薬企業をはじめ、医療関連企業との連携も不可欠でしょう。そして、医療に関わる全ての方々の「幸せ」を実現するためには、現状を把握して問題点や課題を共有し、互いに「コミュニケーション」をしっかりととることで、よりよい環境、商品、サービスを生んでいくことが重要だと思います。

「メディカル・デザイン・アワード2010」では、「デザイン」という観点から医療・介護・福祉の未来を創造するアイデアを広く求めていきます。分野横断的なデザイン、異分野融合の中から生まれたデザイン、幅広い年齢層、異なる職種のメンバーからなるチームで生まれたデザインなど、自由な発想のもとで数多くのアイデアが生まれることを期待しています。
「幸せになれる医療」は、高度な医療技術、安全を確保するための法律や規制、様々な政策や制度だけでは決して実現しません。医療に関わる多くの方々の「心」・「感性」を大切にし、コミュニケーションをとって互いの立場を「思いやる」ところからスタートするものではないでしょうか。

皆様からの素晴らしいデザインアイデアの応募を心よりお待ち申し上げております!

プロフィール

慶應義塾大学大学院理工学研究科物質科学専攻修了。慶應義塾中等部理科教員を経て1999年に弁理士登録。太陽国際特許事務所勤務後、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員、慶應義塾大学デジタルメディアコンテンツ統合研究機構専任講師を経て、2009年より現職。2010年、内閣官房知的財産戦略本部知的財産による競争力強化・国際標準化専門調査会委員、内閣官房知的財産戦略本部国際標準化戦略タスクフォース委員を務める。日本弁理士会知財経営コンサルティング委員会メンバー。知的財産マネジメント研究会(SMIPS)知財キャリア分科会オーガナイザー。

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