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医療の中でいろんな想像してください

手取屋 岳夫 手取屋 岳夫 【審査員】
(昭和大学医学部外科学講座 胸部心臓血管外科 主任教授)

この国の医療は、行政やメディア、そして国民の意識によって、特殊な制限を受けながらも、あらゆる分野において世界でトップの成績を納めています。何時でも何処でも誰でも日本のような高水準の医療を提供している国は、ほかにはありません。それも、世界で一番の高齢化社会を国の予算で作り上げ、支えています。

この素晴らしい医療を支えているのは、現場の看護師、臨床工学士、理学療法士や医療事務などのコメディカルの献身的な働きであることは、海外での医療を経験すると強く感じます。それを、何かつけて医療危機だとか医療崩壊と騒ぐのは、現場を知らないメディアや行政、医療を上から見る権威の戯言で、現場にとっては“大きなお世話”と感じています。

それでも、そもそも医療は厳しく、不潔で、多くの危険な要素や不確実さを含んでいますが、医療を受ける患者は、病院に対して、安心安全と完璧さ、清潔で心地よさを期待します。この矛盾が、昨今のミスコミュニケーションを生んでいるのかもしれません。一方、私たちは、メディアや行政、それに乗せられた管理者によって、本来プロフェッショナルとして患者に提供したい能力を、いわゆる制御安全やセフティーネットに削がれています。これこそ、医療をよからぬ方向に進める負の力のような気がします。

こういった矛盾を構造的に解決する方法は、残念ながらありません。なぜならばどのようなシステムでも、そこには“ちょっと気が利く”人間が必要なのに、システム自体がどんどんちょっと気が利くような人の力を信じないことを前提に作られているからです。

では、何がこの矛盾を解くのでしょうか? それはきっと“想像力”です。そして想像力を惹起する力がデザインなのではないでしょうか?

是非、医療の中でいろんな想像してください、創造ではありません。

デザインが、思いもよらない医療現場をもたらせてくれると信じています。
快適医療空間、いかがでしょう? やってみませんか?

プロフィール

1987年、金沢大学医学部卒業。1992年同大学大学院卒業。97年ドイツ心臓外科専門医を取得。2000年からは St.Vincent‘s Hospital Sydneyに勤務し、心臓肺移植や人工心臓などの重症心不全に対する最先端治療に携わり、その後、岡山大学医学部心臓外科助手、昭和大学横浜市北部病院循環器センター助教授、昭和大学医学部第一外科主任教授を経て、現職。 臨床現場に関わりながら、医療サービスコンソーシアムを立ち上げ、会長として潜在的・顕在的な事故防止と、質の高い安全で安心できる医療サービスの充実に寄与するために様々な知識を共有化し、普及・啓蒙を行っている。

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